Midwinter Seminar

日本臨床免疫学会

参加者の声

Midwinter Seminar 2020 参加者の声

第14回目の開催となったMidwinter Seminar。
事前選考を潜り抜けた23名の参加者により、4日間に渡って活発な討議が繰り広げられました。

MWS写真

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  • 運営委員と講師・参加者一覧
  • 参加者の声
Young Investigators
Return Commentators

Young Investigators 16名

京都大学大学院医学研究科 皮膚科学 赤木 有
『MWSを通して得たもの』

沖縄でのMWSを終えて京都に戻ってきたいま、非常に濃密な4日間を終えて、充実感ともMWSロスともいえるような気持ちに浸っています。普段こもっている研究室を飛び出し、頭をフル回転させて思考に没頭できた4日間は、とても幸せな時間でした。  私がこのセミナーを通して得た一番の成果は、ディスカッションの楽しさに開眼したことです。何がそうさせてくれたのか、考えてみたいと思います。  まず、本セミナーの特徴でもあるチューター制度です。国内の様々な研究室から集うYIの、各々の研究内容がどれも素晴らしいのは勿論ですが、事前のTutorとのミーティングにより念入りに準備されたプレゼンを通して提示されることで、他領域の者にもスッと頭に入ってきます。これには、お忙しい中ご指導に多大な時間を割いていただいたTutorの先生方に、心より感謝申し上げます。

つぎに、沖縄という地がもたらしてくれる非日常感と、食事・フリータイムを通して全員が交流できるよう絶妙に工夫の凝らされたプログラムです。会場から一歩外に出ると波の音…という環境は、日々の雑音から解放してくれ、思考を研ぎ澄ませてくれます。そして昼夜に渡る交流を通して、同世代の研究者同士日頃の悩みを相談したり、RC・Tutorの先生方より親身な助言をいただけたりすることが、本セミナーならではの熱を帯びた雰囲気に繋がり、活発で忌憚なく建設的な議論を後押ししてくれたのだと思います。

最後に、ディスカッション・フリートークの構成です。発表毎にまずはYI中心のディスカッションが15分あり、その後セッションのまとめとしてRC・Tutorの先生方を含めたフリートーク10分という流れでしたが、後半のRC・Tutorの先生方の冴えわたったコメントを聞くことで、気づかされる点が多く、直近のセッション中の自分の思考過程をすぐに振り返ってフィードバックでき、次のセッションに繋げていけたと思います。

MWSを通して、自分のプレゼン準備と発表からだけでなく、他の方の発表毎にしっかり頭を働かせて考えを巡らすことにより、自らの研究に対しても俯瞰的に捉える視点が加わり、臨床免疫の原点を忘れずにクリアな思考ができるようになったと感じています。

いつまでもロスとは言っていられません。今回受けた沢山の刺激を糧とし、各々の場所に帰っていった同志ともいえるYIの面々を思いながら、モチベーションを高く保って研究を続けたいと思います。

最後に、お忙しい中、本セミナーを運営・準備していただきました先生方、また事務局・スポンサー企業の皆様に厚く御礼申し上げます。来年からも、多くの方々が本セミナーの素晴らしさを経験されることをお祈りしております。

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筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻
膠原病リウマチアレルギー内科  古山 琴菜
ミッドウインターセミナー(MWS)をきっかけにして

ミッドウィンターセミナーに参加して得られたことが3つあります。

私Non-MDとして、上司に勧められて今回Non-MDとしてMWSに参加しました。私はディスカッションが得意でなく、最初はあまり自信がありませんでしたが、これから自身の研究に関して、これからの就活においても、ディスカッションする力は必要だと考え、自分を鍛えるつもりで参加しました。発表してみると、先生方から鋭い質問をされ、そんな視点もあるのかと気付かされ、すごく刺激になりました。その場で自身の知識を絞ってきちんと質問に対して返すトレーニングにもなりました。

先生方は膠原病以外に様々な疾患について研究されていて、普段私は膠原病の発表ばかり学会で聞くので、癌などはあまり聴き慣れないのですが、先生方全員すごく分かりやすく発表してくださり、初めて聞く私でも理解でき、興味を持つことができました。MWSでは、疑問に思っても勇気が出ず、あまり質問できませんでしたが、飲み会を設けてくださったので、その際に聞きたいことを聞くことができました。できれば、本当ならば質疑応答の時に質問できれば良かったです。それだけが心残りです。MWSをきっかけに、今後は私の所属する研究室や学会でも質問できるように日々努力しようと思いました。研究に関しても、レベルの高い先生方がたくさんいらっしゃるので、それに負けないように、精一杯これからさらに頑張ろうと思いました。

飲み会では、先生方から、研究に関する話や、就職に関する貴重な話など聞けました。また、先生方との繋がりができました。皆様気さくに話しかけてくださり、本当に嬉しかったです。先生方の話を聞いて、今の現状で満足するのではなく、これからもっと活躍できるように、研究をさらに頑張らなくではならないと思いました。まずは与えられたテーマで、もっと面白い論文が書けるように、先生方のアドバイスを取り入れつつ実験を進めていきたいと思います。

MWSは自分の研究を見つめ直す本当に良い機会になりました。丁寧に指導してくださったTutorの岡田先生をはじめ、運営委員の先生方、講師の先生方、事務局の方々、YIの皆様方に心より感謝申し上げます。

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東北大学 血液・免疫科  石井 悠翔
真冬の沖縄で変わった私の臨床免疫学
Midwinter seminar 2020

ホームページのタイトルの如く、本セミナーへの参加によって自分の臨床免疫学は大きく変わりました。

まず、発表方法です。普段より自分の行っている基礎研究がどのように臨床に還元できるかを考えており、新規性や必要性を考えながら行なっていましたが、客観性にかけることがあったと感じました。セミナーが始まる前より、他施設のTutorが15分の分かりやすい発表方法を指導いただき、同じグループのYoung Investigator (YI)と内容について討論することで、内容を一度ブラッシュアップすることができました。さらにセミナーでは、様々な施設かつ分野より集まった同世代のYI達が各々の視点で積極的に質問してくれることで、より論理的で分かりやすいプレゼンを行うのに不足している点が明らかになりました。仕上げに、Senior Commentatorの先生方が適切なコメントを加えてくださりました。この3段階のおかげで、研究内容を筋道立ててまとめることができ、今後行うべきことが明確になりました。論文作成を行なっている立場として、非常に助けになり、参加者の皆さんに感謝しています。

次に、質疑応答です。普段は控え目になってしまう質問もセミナー中に仲良くなった同世代のYI同士であるから、たくさんの手が上がり、熱い議論が飛び交っていました。簡潔に自分の疑問や知識を伝えるという意味で、これほど短期間に多くの質疑をできたことで、良いトレーニングになりました。

最後に、人脈です。上記2つを短期間に変えることができたのは、環境のおかげだと思います。沖縄という非日常で、メリハリをつけて、発表会だけでなく、歌って踊っての宴会や沖縄の自然を満喫したフリータイムでのアクティビティを通して、交流することで、初めて会う様々な施設や分野のメンバーとスムーズに親睦を深めることができました。このおかげで、活発な討議が生まれ、有意義なセミナーにつながったと思います。研究以外にも留学や人生のことなど多くを語り合ったことも良い経験になりました。この素晴らしいセミナーを開催してくださった臨床免疫学会、企業の皆様、この会へ誘ってくださった、中野さん(セミナーでは皆”さん”づけorニックネームで名前を呼びます。)プレゼンを指導してくださった藤枝さん、同じチームのエバちゃん、一緒に楽しい時を過ごした参加者の皆様には改めて感謝を申し上げたいと思います。

この経験を今後の論文作成や研究活動に活かし、是非次はReturn CommentatorやTutorとしてこのセミナーに戻ってこられればと思います。

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東京大学 皮膚科  江畑 慧
真冬の沖縄での“Think Different”

今回は貴重な機会を与えていただき、誠に有難うございました。Midwinter Seminar (MWS)に参加して、他の学会とは異なる3つの特長に気が付きました。

1点目は、参加前の段階から、チューターの先生、同グループのYoung Investigatorの方と非常に詳細なディスカッションを行うことです。もちろん、普段の学会の前にも、指導教官の先生から丁寧にご指導いただいています。ただ、自分とは異なる研究室、専門の先生方からの指摘を受けると、客観的に自分の研究や発表の弱点や癖が浮き彫りになりました。これらを少しずつ修正していく作業は、研究者としての基礎を築くうえでとても有用なものだったと思います。

2点目は、真冬の沖縄の熱い会場で、さらに多種多様なバックボーンの先生たちからの質問を受けられることです。普通の学会に参加しているだけでは、専門分野が異なる数十人の研究者からのフィードバックを受けることはあり得ないでしょう。たくさんの鋭い意見をいただいて、専門が異なるほうがより研究の本質をつかみやすいのかもしれないなと感じました。実際に、今回受けた質問やフィードバックを踏まえて、今現在取り組んでいる自分の研究を発展させることができそうであり、とても有り難かったです。

3点目は、異なる専門分野の先生たちからの発表を聞く側にも回れることです。自分の研究とは大きく離れた内容であるからこそ、新鮮な印象を受け、自分の分野にも応用可能と思われる技術や発想が多く見つかりました。また、他の先生達への質問を重ねることも良い経験になりました。岡目八目ではありませんが、発表を聞いて自分がわかりにくいと感じる部分は、自分自身の研究でも気をつけないといけない部分でしょう。相手に質問することが、最終的には自分の研究を適切に進めるための良い練習になりました。

以上のように、MWSには“Think Different”を可能にするための材料が豊富にそろっています。さらに、真冬の沖縄という日常とは異なる環境がそれを後押ししてくれます。『真冬の沖縄で君の臨床免疫学は変わる』とのスローガンは、決して過言ではありません!

最後に、懇切丁寧なご指導をいただいたチューターの藤枝先生を始め、MWSの運営に携わった全ての方々、また共に学んだYoung Investigatorsの方々に、心より篤く御礼申し上げます。

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日本大学 消化器肝臓内科学  奥野 宏晃
MWS 2020に参加して

4日間のセミナーに参加させて頂き、自身の中で変わるものがあったと感じています。

セミナーでは北海道から九州まで全国各地から集まった若手研究者とともに、専門領域を超えた研究報告および討論に参加致しました。

今回参加していたYIの方々は私と同世代~少し先輩の学年で年齢的に近しいですが、臨床と研究の両方でハイレベルなパフォーマンスをしている方ばかりでした。このような輝かしい先輩方を見ていて、私自身も臨床を怠ることなく、同時に臨床に結びつくより深い研究を行っていきたいと思いました。

MWS 2020開催に際しまして、委員長の亀田先生をはじめコメンテーターやチューターの先生方、御多忙の中個別で親身にご指導くださいました藤木文博様、そしてMWSの運営にご尽力賜りました事務局の方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。

最後に、皆さま毎日飲み会楽しかったですね。

また進捗報告しあいましょう、シーサ~!(^o^)!

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産業医科大学第1内科学講座  井上 嘉乃
MWS2020を終えて 真冬の沖縄の青い海と空

MWSを終えて、思い返せば信じられないくらいとても充実した濃密な4日間で、セミナーが終わってしばらく経ちましたが、まだ昨日のことのように鮮明に記憶が蘇ります。

MWSでは、同世代の研究者の皆さんが取り組まれている様々な研究について議論を交わし、また自分の発表においても厳しいご意見や鋭い質問を頂くことで、自分の研究者としての未熟さ、知識不足を痛感するとともに、若手研究者の皆さんと一緒に次代の免疫学を担えるよう、もっと視野を広げて、もっと勉強したい、と強く刺激を受けました。真冬の沖縄のビーチという非日常の空間の中で、同世代の研究者の皆さん、RC、tutor、SCの先生方と分け隔てなく、時には議論し、時にはお酒を飲みながら楽しくお話することができたのは得難い経験でした。この経験は青い海と空の光景とリンクしたまま、いつもでも記憶に残っていくであろうと思います。皆様と出会えたことにただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

MWSに参加する機会を与えてくださった田中良哉教授、また臨床、研究の指導をしていただいている多くの先生方、支えてくれる同期、後輩たちのおかげ今の私が有ります。今後少しでもご恩が返せるよう、ここで受けた刺激を忘れずに努めて参りたいと思います。

最後になりましたが、この素晴らしい会を運営してくださった、亀田委員長、tutorの先生方、事務局の皆様に厚く御礼申し上げます。

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東京医科大学眼科  朝蔭 正樹
MWS2020に参加して

まさにハンマーセッション(メキシコのスラングで脳天に響くような衝撃的な授業の意)!このような表現は適切ではないかもしれないが、これを体験した4日間でした。

日々、試行錯誤しながら研究を行う生活をしている中、九州大学眼科園田教授より今回のセミナーへの参加へのお話しを頂きました。どのようなセミナーなのかを見るためにホームページを開くと、トップページには「真冬の沖縄で君の臨床免疫は変わる」との文字がありました。うまく説明できませんが、印象的なフレーズでした。歴代の参加者の経歴を見ても、眼科からの参加者は数えるほどでした。このようなセミナーにまだ研究を始めたばかりの自分が参加できるのだろうか不安を抱きながら、セミナーへの応募を行いました。個人的には沖縄は大好きな土地であり、何回も過去に行ったことがありました。そのような場所で勉強できるのは非常に楽しみでありましたが、正直なところ参加前に関しては楽しみより不安の方が勝っていました。

実際、セミナーは初日から発表内容・質疑応答含め活発な内容でした。マウスを扱った実験もしたことなく、PCRなども始めたばかりで臨床免疫および研究においてビギナーの私にとって、海外の学会に参加しているような感覚でした。しかし、セミナーを通して他のYIの方々の質問やチューターの方々のコメントなどを聞くことで、後半になるとどのような点に着目して発表を聞けば良いのかなどがわかるようになりました。

「よく遊びよく学ぶ」という言葉はよく聞きますが、なかなか同じような環境下では休日に変化を求めて遊びに行っても、変化が無いことが多いと思います。しかし、沖縄でのセミナーは非日常が満載であり、まさに「よく遊びよく学び」を体現できる環境でした(もともと沖縄が好きということもあるかもしれませんが(笑))。研究の方法、発表のやり方、発表の聞き方など、臨床免疫という分野にとどまることなく、それ以上の収穫があるセミナーであり、今後の研究における起爆剤となるものでした。このような環境でこのようなセミナーに参加できたことは感無量です。

最後にお忙しい中、事前準備からお付き合い頂いた藤木先生をはじめ、MWSを運営・準備して頂きました先生方、またスポンサーの企業の皆様、関係者の皆様にも厚く御礼申し上げます。MWSに参加させて頂きました経験は一生の宝となりました。今回、この場で出会った方々とまた再会できればと思います。

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広島大学大学院医歯薬保健学研究科 小児科学  佐倉 文祥
MWS2020に参加して

今回MWS2020に参加して多くの事を学ぶことができた。自分はまだ免疫学の入り口にいる立場で研究に関する経験も浅いが、MWSを通じて同世代の免疫学に関わる研究者の中での自分の立ち位置を知ることができたし、今後どのように研究に取り組むべきかイメージする事ができた。今後の研究活動だけでなく、日常診療の中でもresearch mindを持って取り組む助けになる、非常に有意義なセミナーだった。その中でも自分にとって特に魅力的だった点について述べようと思う。

一つはこのセミナーの能動的な形式である。今までいくつかのセミナーに参加したが多くのセミナーはその分野のspecialistから分かり易い講義やtopicsを聞くという受動的なスタイルだった。しかし、MWSは参加応募のための抄録作成に始まり、Tutor・YIとのdiscussionとプレゼン指導、セミナー自体もYI達のプレゼンとdiscussionが中心という、自分たちが中心となるスタイルだった。準備の段階から既にセミナーが始まっているという感覚で、実際は4日間のセミナーだがそれ以上に時間をかけてTutorから指導していただけるのはすごく有難かった。セミナー中のdiscussionも非常に活発で多くの良い刺激をもらう事ができた。

次に、臨床免疫学を通じて様々な診療科の研究者達と討論、交流できる事である。学会などで他科との交流はあるが、MWSのように遠慮なくdiscussionが出来る場は他になく、ここまで密接に交流できる場もそう多くはないと思う。専門分野の異なる研究者達と四六時中、研究や日常診療について語り合い様々な情報交換をしながら、寝食を共にして交流を深め合う。このような環境に身を置くことは自力では無理だと思うし、MWSに参加しないと経験できないような貴重なものだと思う。フリータイムも多かったので今回のプレゼン以外の事に関してもdiscussionできたのが嬉しかった。

最後に、開催地が沖縄であること。これが最大の魅力である。きれいな海と真冬なのに過ごしやすい快適な気候は、自分の研究と日常診療で凝り固まった頭を柔軟にし、心をオープンにしてくれる。その事がdiscussionに対しても研究者間の交流に対しても、とても効果的に働いたと思う。朝眠たくてもセミナー会場へ向かう途中で見える青く輝く海を見れば眠気は吹き飛び、セッション中の休憩で会場から一歩外に出れば心地よい海風に吹かれて疲れが吹き飛ぶ素晴らしい環境だった。フリータイムも沖縄ならではのアクティビティを行うことでより交流を深める事ができたと思う。

繰り返すが、このMWSは今後の研究活動、診療において非常に重要な転機となり得るセミナーだと思う。どのようにresearch mindを構築していくか、いかにして臨床に根ざした研究を進めていくかという事のヒントを与えてくれて、自分の研究活動をより活性化してくれる。そんな中で分野の異なる多くの研究者たちとの交流を深める事もでき、多くの仲間を得る事もできる素晴らしいセミナーだった。是非、後輩たちにも自信を持って勧めたいと思う。

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千葉大学アレルギー臨床免疫学  福田 匡志
真冬の沖縄で変わった私の臨床免疫学

沖縄にて若手が集まって勉強するというのは予想以上に普段と全く異なる環境であり、不思議と今まで思いつかなかった発想が思い浮かんだり、質問数を見てもみな討論が活発になることが分かりました。小説家など良いアイディアを練ったり執筆するときは普段と環境を変え籠って仕事をするというのは、まったくもって理に適っている事がわかりました。

参加する事を決めるまでは仕事の調節や発表スライド作成のことを考えるとかなり憂鬱でしたが、いざ準備が始まってみると、各人(YI)はチームに分かれており、チームリーダーであるチューター(TU)が責任をもって面倒を見てくださり、どうすればより皆に伝わるか、どうすればより研究内容を深められるのか、勉強になりました。同チームの仲間は一緒にスライド作りから頑張った仲間であり特別な感情が生まれるものでした。

MWS2020が始まると、発表者はこれまで作ってきたものを魅力的に発表し、他のYIは引き込まれ、集中して聞く構図が生まれていました。終わると質問が絶えず、途中から「一人質問は2つまで」と区切りができた程であり、他ではなかなか見られないものでした。YIからの質問が区切られるとTUから意見がもらえるため、短期間で効率的に成長できました。各セッションの総括は大会運営委員長の亀田先生が行ってくださり、YIやTUとは異なる視点からのお話が聞け、感銘を受け続けました。

合間ではYI同士話す機会も作れるため、和気あいあいと楽しく過ごすことができました。プライベートな話もする中で仲が深まり、質問もしやすかったという事もあると思います。私はフリータイムではゴルフを選択し、亀田先生、藤枝先生と回らせていただきました。ゴルフ自体が楽しかったことを別にして、各先生の性格が垣間見えてとても楽しかったです。全部は言い表せませんが、ここぞという時の勝負強さ(普段の臨床や研究に確実にかかわっていると思います)や、他人への思いやりなど見て学ぶことがとても多かったです。

また日常に戻ると日々の業務に忙殺される生活が待っていると思いますが、今の気持ちを忘れないようにし精進していきたいと思います。

皆様、どうもありがとうございました。感謝しています。

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東京大学医学部附属病院 アレルギー・リウマチ内科 大久保 麻衣
Midwinter Seminar 2020に参加して

この度はMWS2020に参加させて頂きありがとうございました。臨床免疫学の幅広さと奥深さを、同じ志をもつ研究者の方々の在り方をごく間近に感じながら学ぶ、他では得られない濃密な体験でした。

MWSの濃密さはその準備期間から始まりました。年明けからのSkypeを用いたグループ内ディスカッションでは、毎回、チューターの中野先生がきめ細やかに御指導下さいました。所属する研究室以外の先生に御指導を頂くことは貴重な経験で、発表の内容から、相手に伝わるプレゼンテーションにするための改善策に至るまで、多くの的確なアドバイスを頂き大変勉強になりました。

MWS本番は、まさに臨床免疫学に浸る4日間になりました。様々な専門領域のバックグラウンドをもつphysician scientistの方々が集う場であり、研究発表を聴きディスカッションに参加する中で、一つの研究内容を広い視野で様々な角度から考えることと、現在の研究内容を将来の臨床につなげる視点を失わないことの大切さを学びました。盛り沢山の内容にも、常に惹きつけられるような魅力を感じながら学び続けられたことは、発表会場のホールを一歩出るとそこには沖縄の青空と海だけがあるという、日常を離れた環境に大いに助けられたからでもあったように思います。毎日夜には皆でお酒を交えながら語り合う場も持たれ、仲間の絆の深まりを感じました。

最後になりますが、委員長の亀田先生、シニアコメンテーターの先生方、チューターとして御指導下さった中野先生と全てのチューターの先生方、リターンコメンテーターの先生方、YIの先生方、事務局の方々に、心より御礼を申し上げます。

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京都大学大学院医学研究科内科学講座 臨床免疫学  岩﨑 毅
Midwinter Seminar (MWS) 2020を終えて

今回のMWSでの最大の収穫は、「自分の研究内容を俯瞰できた」ことにあると思っています。自分は臨床免疫学とゲノム医学の狭間にいるのですが、普段勉強するのは自分の研究分野のことばかりで、どうしても狭い視野になりがちです。しかし、このセミナーでは皮膚科・小児科・消化器内科・神経内科・血液内科等の、実に様々な分野での第一線の研究者の先生方とディスカッションができました。そうすると意外と他の分野でも同じような考えややり方がなされていることに気づき、「他の疾患ではどうなっているのだろうか?」とか、「ここの分野ではどういう手法を用いているのだろうか?」という視点で調べるきっかけになりました。

また沖縄で行うということも、自分の研究内容を見つめ直す良い機会になったと思います。会場の周りには高いビルも喧噪もなく、ただ広く青い海が広がっていて、さざ波の音が響いています。ここに移住できたらなぁと思うくらい(笑)、集中できたと思います。

今回は事前にチューターの中野和久先生に発表のご指導を頂き、とても勉強になりました。先生も同じような分野でご研究されていて、テクニックや追加の解析内容について、鋭いご指摘や詳細なアドバイスを頂くことができました。中野先生、大変お忙しい中、本当にありがとうございました。

最後に、委員長の亀田秀人先生、シニアコメンテーター、チューター、リターンコメンテーターの全ての先生方、MWSの運営にご尽力賜りました事務局の方々に心から御礼を申し上げます。また、このセミナーに参加するチャンスを与えてくださった大村浩一郎先生、土井啓史先生にも心より感謝しております。本当にありがとうございました。

今回のセミナーで得たことを糧に、今後一層精進して参りますのでどうぞよろしくお願い致します。

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熊本大学皮膚病態治療再建科  栗山 春香
MWS2020に参加して

まず初めにMWS2020に参加させていたいたことに心より感謝申し上げます。

「MWSに行くと人生が変わるよ」と言われ、3泊4日でそんなことあるかな?と思いながら参加しました。 初日のセッションからプレゼンテーションのレベルは高く、議論も熱く、これは今まで経験してきた学会や勉強会とはわけが違うと感じ、気持ちが引き締まりました 。自分のプレゼンテーションでは15分の自分の発表に対して、的確かつ今までになかった視点での助言をいただきました。自分の研究内容に対して他大学の先生方からこんなに真剣にコメントいただけたことに感動しました。周りのY.I.のレベルの高さに萎縮してなかなか議論に積極的に参加できなかったことは反省点です。

夜の飲み会は毎日遅くまでたくさんのY.I.、チューターの先生方ととても楽しく過ごせました。年齢や診療科も様々でしたが、やはり研究という一つの共通点があることで、お互いすぐに打ち解けることができたと思います。

このように非常に意義のある3泊4日でしたが、私にとってはあまりに刺激が強く、帰り道では今までの自分がやってきたことが全て間違っているような気がして打ち砕かれそうでした。そしてコートを着て、MWSのことは一旦忘れて現実に戻りました。

しかし、MWSを終えて2週間になろうとする今、沖縄の温かい風や島唄を懐かしく思いながら、論文を書くためではなく何か少しでも新しい知見を、自分の研究にもっと自信を持てるようにと、今までとは違う前向きな気持ちが生まれています。上手には言えませんが、このMWSが真冬の沖縄で開催され、これまで途切れることなく続いてきた意味のようなものを感じます。

チューターの佐藤先生には事前のプレゼンテーションの準備から、会期中の細かなケア、そして終わってからの温かいメッセージまで本当にお世話になりました。また、腫瘍免疫の研究をテーマにされている同じY.I.の皆川先生はじめ、同世代の志の高いY.I.の出会えたこと、運営委員の先生方、講師の先生方、事務局の方に心より感謝申し上げます。少しばかり人生変わったかもしれません。

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大阪大学大学院医学系研究科 小児科学  皆川 光
2020沖縄・冬

このたび同大学の先生に勧められてMWSに参加しました。いつもは小児科の教室で腫瘍免疫の研究をしているのですが、普段は味わうことのない有意義な4日間を過ごすことができました。

一番の醍醐味は「同世代の異なる領域の人たちが免疫という共通点を持って一堂に会し熱く語り合うこと」です。自分の研究で行き詰まっていたことが、別の人たちがどうしているのか、同じように苦労しているのか、お互いにそういう話ができたことはとても貴重でした。アレルギー内科、消化器内科、皮膚科、眼科など様々な人が参加していることはまさに「多様性」で、新しい出会いがあり、中には再会もあって、楽しい一時でした。YIが主役となってディスカッションをすることで新たな発見があったり、時には夜の飲み会でも研究の話になったり、と充実した時間を過ごすことができました。

もう一つ良かったことは、RCやチューターの先生方とお話をする中で、5年後、10年後、20年後の将来像にイメージが持てたことです。これまでは周りの流れもあって研究・臨床をやってきたのですが、あと何年ぐらいしたらこういうことをしてみたい、という思いが湧いてきました。当日までのプレゼンテーション準備は大変でしたが、指導が本当に親切で、いつか自分が指導する側になったらこういう風にやるんだという感じも掴めました。準備段階から同じグループのYIやチューターの先生と連絡を取っていくので当日の不安はあまり無かったです。

沖縄は冬も暖かいです。日常から遠く離れた場所で知らない人たちと過ごすと、物の見え方が違ってきて、普段考えてもいなかったことがフッと頭に浮かんできます。今回出会った人たちと将来また再会して自分も貢献していけるよう、日常に戻ってまた頑張ろうという気持ちになりました。多くの方々から御支援いただいきましたので、それを自分の研究に活かし、また後輩に還元していきたいです。これからもMWSが代々続いていってくれればいいなと思います。御指導いただいた先生方ならびに事務局の方々に御礼申し上げます。

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北海道大学大学院医学院 免疫代謝内科学教室 阿部 靖矢
非日常空間で実感する臨床免疫学の立ち位置と重要性

 同じ真冬という季節ながら北海道と真逆の気候を有する沖縄という空間で大変有意義なひと時を過ごすことができました。連日行われるYoung Investigator同士の熱いプレゼンテーションとディスカッション、Senior Commentator, Tutor, Return Commentatorからの鋭い指摘、それに引き続くフリータイムや飲み会での仲間たちとの交流と、真冬の沖縄という非日常的空間だからこそ、情動を介してエピソード記憶として鮮明に残り、我々の深い意識に衝撃を与えてくれたのだと思います。

 Midwinter Seminar(MWS)では臨床免疫学の立ち位置と重要性から、臨床医を中心とした臨床免疫の研究者が何故必要なのかということを強く認識させてくれました。私は科学を解明するための純粋な基礎研究も好きなのですが、MWSに参加することで、一人の臨床医師として、目の前の患者さんを診療する上で生じる科学的な疑問を解決し、医学や患者さんに還元するための研究が臨床医師の研究者だからこそできる一つの使命であるのだと、強く実感することができました。

また、同世代の研究者たちの触れ合いもまた本セミナーの特色であり、「みんなちがって、みんないい。」を体感するようでした。自分にない経験に裏打ちされた着眼点を同分野・異分野かかわらず他の研究者たちは有していますし、自分も同様に枠に当てはまらず違った点から他の研究を見よう、そして自分の研究にどのように役立てることができるだろうかということを考える訓練にもなりました。逆に自身の研究分野への興味が非常に限局的であることも改めて感じましたし、いかに自分の伝えたいことを伝えるためにはどうしたらよいのかなどの点についても、プレゼンテーションとディスカッションを経ることで認識することができました。セミナーを介して、多くを学び、自身の研究をより高めていくためのモチベーションを得られ、また、同世代研究者の研究への志を直で感じることができた点が、セミナーが終わった今でも自分の研究生活の糧となっています。我々の研究の興味というものは広い円の一点かもしれませんが、目標を同じにする臨床免疫学を志す多くの研究者同士が繋がりあい、円弧を、そして円を描くようになれる、という人と繋がることの重要性も感じさせてくれました。

本セミナーで得られた知識や感覚を生かし、出会った仲間たちとともに、今後も臨床免疫学の発展のために貢献できる一人前のPhysician Scientistを目指して今後も精進していきたいと強く思います。このような素晴らしい会を開催いただき、関係者の皆様に、中でもチュータリングで様々なご指導を賜った三上洋平先生に深く御礼申し上げる次第です。

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信州大学医学部 脳神経内科,リウマチ・膠原病内科 池田 淳司
MWS2020 冬の沖縄で得たこと

MWSへの参加が決まり、学会のホームページから過去の会の様子を見て、どんな会なのだろうかと想像していました。「真冬の沖縄で君の臨床免疫学は変わる」と書いてあり、過去の参加者の皆様の声を見ながら一体どんな会なのかと不安と期待を抱きました。そんな中、物事は進行して自分の所属グループが決まり、早速事前ミーティングを行いました。事前ミーティングでは、tutorの三上先生から、スライドの構成や自分の研究のアピールポイントなど普段は指摘されないような様々な事をご指導いただき、それだけでもとても勉強になりました。指摘された点を修正しながら沖縄への準備を進めました。

冬の沖縄へは行ったことがなく、現地の気候も考えながら荷物をまとめ、いざ沖縄へ出発しました。沖縄へ到着すると、やや暖かい気候と沖縄独特の雰囲気を感じ始め、既に非日常感が溢れていました。会場のホテルは海が目の前にあり景色の見晴らしもよく、心は観光気分でした。そして夕方から全員集まり、young investigatorの発表が始まりました。いざ会が始まると、観光気分だった心は引き締まりました。免疫学という共通点はあるも、皆さんそれぞれ異なる分野の研究内容の発表が多く、初めて聞く用語や研究内容ばかりでした。発表の内容だけではなく、自分と同世代の仲間の意識の高さにも驚かされました。議論はとても活発であり、自然と熱くなっていく雰囲気がそこにありました。普段はあまり質問をしない私も気が付けば議論に参加していました。沖縄という場所の力もあったと思います。

フリータイムや食事の時間は、参加者全員との交流を深めました。ホテルも相部屋でしたが、合宿という感じで特に問題なく過ごせました。沖縄らしい食事やお酒をいただき大満足です。MWSに参加しなければ、出会えなかったこの出会いに感謝します。

私自身の発表は最終日でした。発表を終え、様々な質問や指摘を受け、今後の研究の発展に繋がるとても大切なことを学ばせていただきました。これからの臨床免疫研究への基盤となり、真冬の沖縄で私の臨床免疫学は変わりました。 最後に、tutorの三上先生をはじめとした臨床免疫学会関係者の皆様に深く感謝申し上げます。セッションやフリータイム、食事会で関係者皆様の温かさをとても感じました。MWSのさらなる発展を願い、私も臨床・研究にさらに励みたいと思います。この度は本当にありがとうございました。

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岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 腎・免疫・内分泌代謝内科 浅野 洋介
‘Think different!’ 私がYIとしてMWSで得た経験

2020年2月19~22日にかけて行われたMidwinter Seminar(MWS)にこの度Young Investigators (YI)として参加という貴重な機会をいただきましたので、体験記を述べさせていただきます。

2月の沖縄は、朝夕が幾分か肌寒さを感じながらも、緊張しつつ迎えた初日のセッションが始まると白熱した質疑応答に羽織っていた上着を思わず脱いでしまうような、熱気のこもった場となりました。領域の異なるチューターの先生方、Return Commentators(RC)の先生方、YIの先生方の研究内容に触れ、会期中に御教示をいただきました’Think different’を文字通り実践することができました。私自身の発表が最終日の最終セッションであり最後まで緊張感を保つことができたこともあって、普段はあまり発言できないのですが沖縄という開放的な環境が積極性を与えてくれたこともプラスされ、多くの先生方の発表について自ら討議に進んで参加することができました。そしてチューターの先生との事前準備もあって自分自身の研究発表も終えることができ、いただいた多くのご意見を踏まえ今後成果をご報告できるよう、さらに研究に精進してまいりたいと存じます。

気合の入ったディスカッションももちろんですが、会期中は4日間を通して天候に恵まれ、フリータイムには多くのYIやチューターの先生方とともにシュノーケリングで沖縄の海を肌で感じることができました。毎夜の懇親の場も大変盛り上がり、沖縄料理や銘酒を囲みながらチューターの先生からいただいたご指導や、YIの先生方と互いに将来について語った経験は何ものにも代えがたい財産となりました。

このような非日常の中に身を置き、今現在取り組んでいる研究内容や今後について多角的に考える機会を経て、臨床医として一人でも多くの患者さんの診療に携わりたいという意思と、臨床の場へ研究の成果をいかにfeed backしていけるか、という研究に対する姿勢について、私自身の目標を再確認できた、そのようなとても有意義な時間となりました。

今回のMWSでは、当日を迎えるまで未熟な私を導いてくださったチューターの東京大学吉崎先生のご指導のもと、事前準備を進め当日に臨むことができました。そして委員長の亀田先生をはじめ、期間中ご指導や会の運営など執り行ってくださった先生方や事務局及びスポンサーの皆様、そして一緒に4日間をともに過ごしてくださったYIおよびRCの先生方に、最後になりましたが厚く御礼申し上げます。MWSが今後も続いていくことを祈念しております。この度は誠にありがとうございました。

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Return Commentators 2名

埼玉医科大学リウマチ膠原病科 和田 琢
「多様性」〜私だからこそ伝えられたこと〜

MWSにYIとして参加したのは5年前。セミナーの内容はもちろん、そこで得た仲間達との出会い、そして美しいビーチ、本当に夢のような体験でした。あの時、翌年からRCとして再び参加するチャンスがあると知り、またここに戻ることを夢見てきました。しかし、もともと基礎免疫学としてのバックグラウンドの知識や経験が不足しており、留学では結果は出せず、その後も研究は十分に出来ませんでしたので、自分にはRCとして参加することは無理だと思って諦めていました。しかし、臨床免疫学は基礎と臨床のクロストークが主体であること、そして研究というのは失敗から得られることがあること、留学から得られたことが多かったことから、「基礎免疫学の知識も経験も不足し、結果も出せなかった、ほぼ生粋の臨床医で留学経験のある私だからこそ伝えられることがあるのではないか」と思うようになり、応募することを決意しました。そして念願のRCとしての参加を果たした訳ですが、過去にRCに参加した錚々たる顔ぶれを見て、そしてYIの方々のハイレベルな内容を見て、実は相当尻込みしておりました。

そこで、今回のセミナーで「多様性」が重要なキーワードとなっていました。そこで私は開き直り、「多様性が重要であるなら、人とは異なる私だからこそ伝えられることがある」と思いながら、臨床医としての目線でコメントすることを心がけました。こんな私に対しても先輩からのアドバイスとしてYIの先生が目を輝かせているのを見て、心から嬉しかったです。

そして、チューターの皆様には本当にお世話になりました。私にとってかけがえのない経験を2回も出来たことは、本当に幸せでした。これからもMWSのさらなる発展と、今回参加されたYIの方々が素晴らしい人生を歩むことを、心から願っています。本当にありがとうございました。

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大阪市立大学大学院医学研究科 ゲノム免疫学 藤本 康介
Midwinter SeminarにReturn Commentator
として参加することの意義

Midwinter Seminar X(MWSX)にYoung Investigator(YI)として参加してから早くも4年が経過し、この度Return Commentator(RC)としてMidwinter Seminar 2020に参加する機会を頂きました。YIとして参加したことがある人なら誰でも「真冬の沖縄で君の臨床免疫学は変わる」という刺激的な体験をもう一度と味わいたいと思うことでしょう。

YIとして参加したMWSXはRCが初めて導入された記念すべき年でした。RCの先生方の個々の発表に対する的確な質問とコメントに大変感銘を受けたことを覚えていたので、今回私自身がRCとして参加することが決まったときには、MWSにおけるRCの役割って何だろうか、と考えるようになりました。

4日間にわたりYIの真剣な発表を聞く中で、YIとして参加した時と明らかに異なっていたことは、一つ一つの発表に対し、少しではありますが客観的に「見る・聞く・考える」ことができるようになったことでしょうか。YIの多くは今回の発表の準備も含め、自分の研究をまとめる、学位論文を仕上げることに精一杯の状況で参加していたと思います。そういう状況では、やはり自分の研究の立ち位置や本来目指すべきゴールを見失いがちになります。私がYIの時に頂いた総括コメントは、「発表のその先に患者さんの顔が見えない」でした。まさに、的を得たコメントだったと思います。MWSは、臨床免疫学を志す集団です。いくら実験モデルで良い結果が得られても、それが臨床の現場に還元できるかどうかわかりません。最後は自分の信念を持って、臨床へ繋がる道を突き進まなければなりません。MWSは自分の研究を今後どのように発展させていくのか、それを考える貴重な場だと思います。RCとして私がYIの発表に対して行った質問やコメントが適切かつ有用なものであったかどうかはわかりませんが、少しでも今後の研究の一助となればと思っています。

Tutorの先生方には、「RCはSenior Commentator・TutorとYIの間で難しいポジションだけど、今後のMWSに向けて何か改善できることはないか」とのお話を頂きました。色々と考えてみましたが、1)RCは立場的にはYIに近いので、期間中YIと存分にコミュニケーションを取る(研究などの悩み相談)、2)YIの発表に対して、初日からキレのある質問やコメントをする(これによってYIの質問の質が日ごとに上がっていくことを期待)、3)RC TalkでYIから成長した姿を見せる(将来RCとして戻ってきて欲しいという気持ちを込めて)、ということでしょうか。MWSがYIのモチベーションを上げるだけでなく、RCの成長にも繋がる時間にもなればと思います。

最後になりましたが、今後もMWSが参加する全ての人にとって臨床免疫学の礎となることを願いつつ、私自身も独創的な研究ができるよう精進していきたいと思います。またMWSに関わる機会がありましたら幸いです。今後ともご指導の程、宜しくお願い致します。

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